Roadster 20th Meeting ロードスター20周年ミーティング in 三次

20th Report 20周年ミーティングレポート

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「20周年ミーティングRCOJ前夜祭〜20th. Eve Party〜」2009.9.19  at 三次ロイヤルホテル

 前夜祭は、三次前泊の方々のための、文字通り前夜のお祭り。夕食は各自ですませた後の、軽食、おつまみ類と飲み物の立食パーティ。日曜だけでは会いきれない、話しきれない、久しぶりの人達との時間を大いに楽しんでもらうこともその目的です。もちろん、ここで初めて会った人達が翌日も声をかわしたり、そのつながりが、ずっと続くことも願っています。

 10年前は、同じホテルの2Fの大広間(60坪)で開催。200人がキャパシティのスペースに260人が入って、朝のラッシュの駅のホーム状態だったので、今回は広い宴会場(106坪)を予約。でも、そのぎゅうぎゅう詰め状態を懐かしむ声も妙に多く、参加申込が少なかったら元の大広間に戻すつもりでした。でも、結局、事前申込だけで280人、当日参加希望者が20名以上になったので、大広間に戻るのは諦めました(笑)。まあ、もう10年経って平均年齢も上がっているので、少しゆとりを、ということで。

 受付開始は19:00からのつもりでしたが、その前から人は集まり始め、10年前同様に階段を経て1階まで行列ができてしまいました。18:50頃から受付開始。事前申込者はチケットを見せてテーブルナンバー(立食でしたが乾杯だけは指定)を確認して(当日参加はチケット購入して)、はじめましてビンゴカードを受け取って自分の名前を紙片に書いて箱に入れる、という流れでしたが、うーむ、この人数を30分でさばくのは無理かも、と思って見ていたら、参加者からも「受付け増やさないと、これじゃ開始までに全員入れませんよ」と提案が。すぐに受付を2箇所に増やして対応。受付は、横浜のイベントでいつもお世話になっている片桐さんと岸田さん。実は翌日のオフィシャルテントの販売もです。ほんとにいつもありがとう。増設受付は事務局YURIとここでは仕事のない?板長杉木さん、後から小池さん夫妻。ばたばたしましたが、5分遅れで全員入場。 当日を含めて約330人、うち海外組はフィリピンから6名、イギリスからも6名。

 18個のテーブルの上には、2本ずつ乾杯用の20thオリジナルラベルの白ワインを配置。三次ロイヤルホテル側にはいろいろわがままを言いましたが「お祝いなので」と持込みを了解いただき、また打合せ用に控室もサービスいただきました。川田社長他スタッフの方々、ありがとうございました。

 いよいよスタート。司会進行は、浜島くんと私。浜島くんは、海外からの参加者のために、英語のあいさつも準備してきてくれてました。さんきゅー。前夜祭会場の音響は、もうおなじみと言っていい、西原くんとそのスタッフ。安心してまかせっきり。司会側は勝手にしゃべってるだけで、音量等調整してくれます。

 オープニングトークとあいさつから、私「10年前も来た人!」100人以上が「はーい!」私「って、なんでまた来てんだよ(笑)。」「(大笑)」的なノリのままスタート。さっそく、乾杯に。「ワインは事務局からのサービスなので、36本だけです。人数で割るとひとり70cc位なのでヤクルト1本分位だけだよ、入れ過ぎないようにね」と声をかけ、乾杯準備。発声は、89年生まれの岡本くん。元気よく「ロードスター20歳おめでとー、かんぱ〜い」で飲み干してスタートしたんだけれど、「岡本くん12月生まれだからまだ19じゃん、だめじゃん。あとはジュースね(笑)」。

 マツダ関係者一番手は、平井さん。ワインボトルを左手にグラスを右手に登壇…ただの酔っ払いのおっさん?。にこやかに会場を見渡している横で「皆さん、今日、皆さんがここでこうして楽しんでいられるのは、平井さんのおかげなんです!」場内大歓声と拍手。平井さんのご挨拶後、全員登壇、自己紹介いただきました。福田さん、貴島さん、山本修弘さん、山口宗さん、そして中牟田さんからは、いつもの掛け声「NAサイコー!(オー)NBサイコー!(オー)NCサイコー!(オー)ロードスターサイコー!(オー!全員拍手)」でまた盛り上がり。今回、来られなかった、俣野さんからのメッセージも紹介(別掲)。
 遠来の北海道組と沖縄組もご紹介。北海道はフェリーと自走。遠路はるばるお疲れです。

 その後、はじめましてビンゴ(今日初めて会った人に、3*3=9枠の中に名前を書いてもらい、読み上げられた名前がたてよこななめどこでも並んだらビンゴ!)について、ステージで説明していても、場内そこかしこで談笑の輪ができ、勝手に盛り上がっていて、誰も聞いてない(笑)。つくづく、こういう機会があるだけで、みんなしあわせに楽しめていることがわかります。その中に、ドアミラーを杯にしてる団体が。団体といっても全国各地かららしく初対面もいるよう。後から聞いた話では「おわんの会」という仲間らしい。リブを削ったり、穴をふさいだり、製作は結構大変そう。でも一度にたくさん入りすぎないのかしら?それにテーブルに置いたらころがりそうだし。ま、それも楽しみなのでしょう(笑)。

 海外からの参加者も壇上でごあいさつ。この時は、結構注目。イギリス組は三次のホテルでしたが、フィリピン組は一旦広島市内のホテルに戻ってまた明朝三次に入るという強行軍。そこまでしてくる価値が、前夜祭にはあったことでしょう、きっと。

 はじめましてビンゴの賞品は、10thと20thのラベルの赤白ワインセット(前夜祭と通販のみで販売)、20thTシャツ 他。参加者からオリジナル20周年ロゴプレートや、ユーノス純正ステッカーなども提供いただきました。ありがとうございました。

 集合写真も撮影。10th前夜祭の集合写真に比べると、かなりゆったりしてました(笑)。その後は翌日の裏情報も紹介。パレードで早く出るためには一番内側の列に駐車。最初に他の参加車のうち1200台くらいを見送って手を振って、最後の方に出たい方は4列目に駐車。でも、4列目が出れるのは3時間後かも…など。この情報を聞いて、どこに停めるか、それぞれ「うーん、どうしよう」と考え込んでいる表情がまたよかったです。単に駐車場から出るのなら、早いほうが良いに決まってますが、このパレードだけは、そうでもないわけで。

 トリビア情報も紹介。「明日、集まるロードスターの走行距離を全部足すと、約1億4800万kmになります。イメージ湧かないよね〜、で調べてみたら、地球から太陽までの距離とほぼ同じでした」と話すと結構たくさんの驚きの声。調べてよかった(笑)だからどうした、とか、そんなに近づいたら燃えるとか、そういう話ではなく、あくまでトリビアでした。

 最後は、1本締めならぬ、【20本締め】。ゆっくり。1年1年かみしめながらね、と1から20まで。一緒に手を叩く、大きな一体感。じゃあまた明日、20周年ミーティング会場でお逢いしましょう、と締めました。

 受付スタッフ、音響スタッフ、そして浜島くん、ありがとうございました。

三次にお集まりのロードスター・オーナーの皆様へ:

 20周年記念おめでとうございます。今回は残念ながら参加できませんので、この書面を借りてお祝いの言葉とさせていただきます。
 10周年記念のときのあの光景は10年後の今もはっきりと思い出せます。1000台を越えるロードスターが三次のコース上を埋め尽くした時の感動は、感無量でした。
 ロードスター誕生から20年、我々にとってはコンセプト提案から25年の年月を経たことになります。オーナークラブの設立はコンセプト初期段階からひとつの重要な要素として掲げてはきましたが、こうやって20年後にクラブ主催で立派な歴史に残るイベントを開いていただけるまでに成長したことを、心から感謝させていただくとともに、一緒にお祝いの場に参加できなくてまことに残念です。

 私個人にとっては、「ときめきの世界」と題してロードスターのコンセプト時点で市販開始から20年後までの育成ビジョンを描いたものが、一つ一つ実現し、当初の予想をはるかに上回る成長過程を見守ることができたことは、大きな誇りであります。一台の車のお陰で、世界中のファンの皆様との交流ができたことは、デザイナー冥利です。

 ロードスターは日本製でありながら世界各国で市民権を得た稀有な車と自負しております。今年の6月には、アメリカの雑誌で過去25年に生まれた車の中で10台の「最も象徴的な車」の筆頭に選ばれましたし、2001年には、世界中のジャーナリスト投票で選ばれた、20世紀の歴史に残る100台の車にRX-7とともに選ばれました。

 「人馬一体」というハードウエア、「ときめきの世界」というソフトウエアといった造る側のメッセージが3世代にわたってお客様にしっかりと伝わって、今日のイベントに至ったことは本当に嬉しい限りです。

 ROCJの水落さん、マツダの山本会長、福田さん、平井さん、貴島さん、林さん、中牟田さん、おめでとう!
 今後もロードスターとロードスター・ファンによる「ロードスターの世界」の未来永劫の発展を祈ります。

Always Inspired,
Tom Matano 俣野 努


英訳版
Dear All MX-5/Roadster devotees who gathered at Miyoshi for the 20th Anniversary.

I wish I were there to celebrate this historical event in person with you. I was there at the 10th Anniversary. I could still remembered many special moments at that event. The climax was the drive through on the track. It was a scene to be remembered forever.
It has been 20 years since its introduction in 1989. For me, it has been 25 years since we started working on the concept and design of the LWS (Light Weight Sports Car) project. The establishing and nurturing the Owners Club was one of the very important elements of the LWS concept from the onset of this project. I would like to thank all Owners club members for assembling and organizing this great event. I wish I were there with you all to celebrate this historically significant event.

I developed a story titled 'Inspired Sensations' at the beginning of the project. I envisioned the scenario of the carユs life from introduction to 20 years after. I am proud to see that vision has come true in every possible way and in some cases, it has exceeded my expectations. Thanks to this special car that I was able to meet many MX-5 enthusiasts and gained many friends through out the world. It was an utmost pleasure as a designer.

I am proud to say that the MX-5 is the first Japanese car to gain the true citizenship wherever it was sold throughout the world. As a proof, MX-5/Miata was chosen as the Top 10 iconic cars in the past 25 years by the Businessweek in June. And it was chosen, along with RX-7, as one of the 100 most significant cars in the 20th Century in 2001, voted by global journalists.

The Message, 'JINBA_ITTAI' (Horse and Rider are one), the hardware, and 'Inspired Sensations', the hardware, from a maker side, have been communicated to owners and being resonated back. I am overjoyed to see our special relationship has made this event at Miyoshi possible.

Thank you again for your continued enthusiasm. I am looking forward to many more milestones in the future.

Always Inspired,
Tom Matano

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