それぞれのStory

大場彰夫さん(59、神奈川、RCOJ 9604129)

最初にロードスターを見たのは89年に銀座のショールームだったと思う。学生時代10年落ちのSP311に乗っていてオープンカーの楽しみを満喫した経験が忘れられなくて、またオープンカーに乗りたいと思ってMG-Bを物色し始めた時だった。
そのスタイルを見て「おー!」と思わず声が出た。そしてすぐに近くのユーノス246座間に試乗に行き妻に内緒でマリナーブルーのロードスターを購入した。妻に内緒で買ったので家の裏に駐車場を借りてそこに置いていたが、洗車している時に妻に見つかってこっぴどく怒られた。ロードスターに乗るのが楽しくて毎週のように週末早朝箱根詣。91年にM2 1001が発表されると即購入申し込みをして運良く当選。今度は1001で週末早朝箱根詣でに。1001はロードスターと違ってカミソリのような車だった。御するには自分が上手くならないと、と痛感したものだった。
マツダがロードスターでパーティーレースをやる話を聞きNBのNR-Aをこれも妻に内緒で購入してしまった。しかし1001もあるので流石に近くに駐車場を借りてバレると怖い。ディーラーに頼み込んでそこに置かせてもらうことに。こうして1001とNR-Aのロードスター2台体制に。パーティーレースがNCに移行するとNCのNR-Aに乗り換えてレース。レースを通して沢山の友人もできた。ロードスター好きは良い人が沢山いていい。
ロードスター誕生から25年間常に私の側にロードスターがあった。それだけ魅力的な車だということ。次のロードスターもきっと私の側にいることだろう。
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    (RCOJ会報vol.70巻頭 from officeから)