


文面からもわかるとおり、主催はマツダではなく「実行委員会」です。マツダが主催すると「お客様のためのイベント」になってしまい、無料でご招待、お昼も提供、場合によってはおみやげも…ということになりかねません。そんなふうに、メーカーとユーザー、ファンの間に上下関係を作るのではなく、仲間、家族のような関係でいられることが心地よいのだということを、永く関わって来た全国各地のロードスターミーティングなどでのマツダスタッフとの交流の中で感じてきました。だからこそ、今回も、試験場の50周年をお祝いし、マツダに感謝するために、全国からファンが駆けつけるという形にこだわりました。当日参加していたメディアの知人に「このイベントってなんだかアットホーム感があるんだけど、なんで?」と聞かれ、説明すると「なるほどね〜だから、参加者もマツダスタッフもなんか笑顔で一緒に楽しんでるんだね」と。嬉しいひとことでした。
実行委員はミーティング事務局・水落と、マツダ社内の部門横断チームの面々20数名。以前は、こういった社外と関わるイベントは一部の部門に任せて、他部門は関与しないことが多かったのですが、最近のマツダは違います(笑)。最初の打合せで開発部門の若手社員が「お客さんともっと直接交流したくて委員に志願した」と言ってました。そういう空気が今のマツダにはあります。
今回は企画段階から、日曜にファンのためのミーティングを準備するなら、前日土曜に三次市民、マツダ社員と家族、取引先(郷心会という組織があります)にも感謝を込めて試験場内を見てもらう機会を作りたい、という提案があり、土曜に内覧会を開催することになりました。内覧会はマツダの主催です。普段、開発部門ではない本社の社員も試験場にはめったに入れません。社員の家族も含め事前申し込みは約600名。その他約700名の予想。
前日の9月18日(金)会場準備。ステージ裏側の技術展示コーナーの一画では、マツダスタッフが新型ロードスターの耐久テスト車両を分解したパーツの展示準備をしていて、4〜5人でワイワイと楽しそうに置き方を考えたりしていました…。ファンだけでなく、家族や友人に普段の自分の仕事を見せられるのはきっと嬉しいですね。「仕事参観日」。天気予報は日曜までずっとピーカンなので、テンションも上がります。夕方からは、土日の司会をお願いした図師(Zuppy)さんと、マツダ本社スタッフのディレクター中澤さんと最終打ち合わせ。
9月19日(土)内覧会は10時入場開始。この日は事務局スタッフと書いた腕章をつけ、場内をうろうろ。開発展示のテント位置を移動したり、誘導を手伝ったり。事務局テント(土曜は休業)で、試験場の田中さんが外しておいてくれたガードレール(後出)を、翌日の署名管理を担当してくれる本社品証部の田中光くんたちと磨いて、缶スプレーでクリア塗装したり。田中くんたちは、翌日の歴代車展示78台分の位置決めガムテープ貼りも済ませてくれました。ほんと助かりました。
内覧会の参加者の半分くらいはマツダ社員とその家族。「仕事参観日」のほのぼのした空気を感じられました。そんな内覧会に参加して、いい光景を目にしたKさんからの心温まるお便り。
早朝6時の会場には三次名物の霧が立ち込めていました。
7時開場後の会場入口からメイン会場まで、マツダスタッフからの参加者へのあいさつは「おはようございます。おかえりなさい」でした。このあいさつが朝から参加者の感動を誘っていました。
さてここに、旧い写真があります。
その後はグローバルマーケティング本部本部長執行役員・青山さんからの挨拶をもらいました。
●寺田陽次郎氏50周年トーク
レーサー生活50周年トーク。ロードスターの開発の前はロータリーの開発にも従事していた山本主査と、三次との関わりなど語っていただきました。
●三次消防団音楽隊
50周年のお祝いとして、三次の消防団音楽隊による生演奏。バトントワリングも素敵でした。
●チアリーディング
北海道の剣淵町にもマツダのテストコースがあります。今回、町の高校生が三次の50周年のお祝いに来てくれることになり、チアリーディングはご本人たちから直前に提案がありました。
当日はサプライズ的な演技披露となりましたが本格的なチアリーディングでの試験場へのお祝いと応援に、拍手喝さいでした。
●マツダ&三次カルトクイズ
ロードスター20周年時のクイズ設問も考えてくれたマツダの山口宗則さんが今回も担当してくれました。
試験場50年間のあれこれも含めたカルトクイズの数々。賞品は元マツダデザイン部取締役の福田さん夫妻による手作り特製クッションなどレアものでした。
●50周年記念の署名 on ガードレール
三次試験場の50周年のお祝いの署名するものは何が良いか委員会で検討しました。
試験場ならではのもの、日常的に使っているもの、残せるもの、を考え「高速周回路のガードレール」にしました。マツダ車が開発される姿を、コース脇から見守ってくれていたガードレールそのものへの感謝も込めての署名は大好評でした。
署名が集まった2本のガードレールはミーティング終了翌日に、さっそく試験場の田中さんがクリア塗装を施し、元の場所に取り付けてくれました。次回の三次でのミーティングに参加の際に見るのが楽しみです。
●50周年お祝いの寄せ書きタペストリー
こちらは自由にメッセージや絵を書き込みました。お祝いのひとこと、お礼のひとことなどなど。
閉会式時、ステージで中村場長にタペストリーを贈呈しました。
マツダ車のクラブ用タペストリーと共に、事前の約束通り、ミーティング終了後さっそく三次試験場事務所棟内に掲示されました。毎日、社員の方々の目に触れています。
●歴代車展示
今回のミーティングの大きな目玉。50年間の歴代マツダ車(オリジナルに近いもの)を、参加者の車両から選び、展示協力のお願いをしました。R360からNDまでの76台に、飛び入りでCX-5のパトカーも展示。単にきれいに保管されていた車両や博物館の車両ではなく、生活感やオーナーの人生までも感じられるクルマたちだったことがとっても良かったです。当時のカタログや自作のアピールボードを並べたりしている方もいて、昔、父親が乗ってたとか、自分が昔乗った、とか、そこかしこで、参加者とオーナーの会話も弾んでいました。私も父が乗っていたキャロル、ファミリア、サバンナを見ながら想い出に浸ったりさせていただきました。
●キッズコーナー
軽井沢同様、エア遊具「ふわふわ」では、終日子ども達が遊び、隣のテントでは、マツダ車のペーパークラフトや、ロータリーエンジン(模型)の組み立てコーナーも家族で楽しんでました。三次市のゆるキャラ「きりこちゃん」も来場し、子ども達(だけじゃなく大人も)とたくさん記念撮影してました。

●三次試験場開発活動の紹介と展示
三次試験場の文化祭的な展示は、安全展示/高速度ビデオ体験/ダミー人形展示/衝突実験展示(CAE技術)/車両分解展示/技術展示。衝突実験で活躍するダミー人形(5人家族?)との記念撮影や、実験後の車体、そして耐久走行実験後のNDの分解展示など、興味津々に見る来場者に普段その業務に就いているスタッフが笑顔で一生懸命説明してくれてました。鋳型の話や磨きのコーナーも人気だったようです。コスモスポーツのレストアプロジェクト実車も注目を集めてました。

●三次試験場内の見学バスツアー
試験場内の主なテストコースを見学するバスツアーも実施。50人乗りのバス8台が終日稼働。希望者は朝、メイン会場入口付近のテントで時間指定の整理券を受け取り、その時間にバス発着所へ来ることで待ち時間無しで全員が乗れるというシステムでした。ふだん見られないコースや路面状態もバスの中で感じられ、満足度の高いツアーでした。
●高速周回路での高速走行体験
高速周回路のバンク走行を、現行の市販車8台の助手席&後席に同乗して体験する試験場ならではのアトラクション。全員がヘルメットを装着することでワクワク感も高まります。子どもはジュニアシートも使って、マツダのテストドライバーが運転する車両に乗り込みスタート、一周(2分程度)して降りて来た参加者の笑顔がとっても良かったです。「ジェットコースターだった」「速すぎ」「もう一回乗りたい」などなど。こちらも整理券システムでしたが、朝から整理券のために長蛇の列。残念ながら時間の都合でこちらは参加者のうち半分くらいが体験。乗れなかった人も乗れた人もまた次回をお楽しみに。

●おみやげSHOP
もみじまんじゅうはもちろんのこと、三次周辺の銘産品などのおみやげショップさんも出店。事務局では、50周年ミーティング記念ワイン、オフィシャルTシャツも販売しました。2015年12月20日までの期間限定で通販中。ご希望の方はこちら。
●閉会式
マツダの金井会長から感謝の言葉とロータリー50周年、ロードスター30周年やマツダ100周年のお話も。金井さんご自身も「感動した」と笑顔でした。
●787Bエキジビジョン走行
閉会後、参加者はメイン会場から各自の車両に戻る途中に周回路沿いで一旦待機。1991年にルマンで優勝した787B実車が、寺田氏のドライブで、エキジビジョンランを披露してくれました。
予定では2周のはずが4周…魅惑のロータリーサウンドを味わわせてくれました。ガードレール沿いにいた参加者からは「目の前1mのところを200km/hオーバーで通過してくれ、鳥肌が立ちました」の声も。
●パレード〜退出
16時頃から、周回路を1〜1.5周して退出するパレードも実施。FMで最後まで実況放送。
パレード沿道のマツダスタッフは大きく手をふりながら「いってらっしゃ〜い」。「いってきま〜す」と答える参加者。みんな笑顔の素晴らしい時間でした。
予想よりも場外の渋滞も少なく、無事退出終了。スタッフの無線から、ラスト1台退出完了しました〜の声が聞こえたのは18時頃。自然に拍手も。日焼けしたスタッフの笑顔が、いい一日を過ごしたことを物語っていました。


| ロードスター | 310台 うちND47台 |
| RX-7 | 133台 FD 81台 FC 37台 SA 15台 |
| RX-8 | 101台 |
| アテンザ | 80台 |
| デミオ | 56台 |
| アクセラ | 55台 |
| CX-5 | 36台 |
| CX-3 | 14台 |
| AZ-1 | 19台 |
| 旧車ではコスモスポーツ | 22台 |
| など | |
| 9月19日(土)内覧会 | 452台:大人1,182名+子供(約100名) ←当日回収チケット数(台数は実数) |
| 9月20日(日)ミーティング | 1,047台:大人1,714名+子供(約150名) ←事前申込数 |
| 9月20日(日)は、招待者、消防音楽団、メディアなどを加えると約2,000名 | |
| 参加者を迎えたマツダスタッフ | 2日間で延べ510名 |
| 2015年12月 | マツダファンフェスタ 岡山 ※毎年12月開催予定 |
| 2016年4月 | マツダファン東北ミーティング ※毎年4月頃開催予定 |
| 2016年7月 | マツダファン九州ミーティング ※毎年7月頃開催予定 |
| 2017年(未定) | ロータリーエンジン50周年ファンミーティング |
| 2019年(未定) | ロードスター30周年ミーティング |
| 2020年(未定) | マツダ100周年ミーティング |