誕生日のプレゼントとして、NA6CEを夫から贈られてから21年が経った。その時はまさかこんなに長く2シーターのスポーツカーに乗り続けることができるなんて思ってもみなかった。当初は仙台に住んでいて、スキーキャリアを装着し毎週のように夫と二人でスキーに出かけ、友人や親の訪問を受けた時は、私と友人がRSに乗り、夫は後ろからオートバイで追走したり、大きな買い物をした時は屋根をオープンにして運んだり、それなりの工夫をしながら2シーター生活を楽しんでいた。
初めての子どもが生まれた時は、悩んだ末、RSにチャイルドシートを取り付けて、生後4か月の子とともに仕事に通う選択をした。2人目が生まれた時は迷わずチャイルドシート装着。1人目はあと1年で免許がとれる年齢になり、2人目は小学5年生。「僕が免許とったらNAちょうだい。」と言い、1人で早起きして洗車にいそしんだりしている。
RSの歴史は我が家の歴史と重なり、どうしてこんなに長く維持できたのかなと考えてみる。それはやっぱりRSが楽しいから。この一言。
坂本美佳さん(47、千葉、RCOJ9606016坂本太郎さんの奥さん)